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薬学部受験者必見!物理・生物選択の仕方!

関東国公立大薬学部の現役合格者による理科科目の選択方法

理系受験生、特に医療系学部の受験を考える人は誰もが悩む理科の科目選択について書いていきます。まだ悩んでる人だけでなく、もうある程度決まっている方ももう一度考えてみることをおすすめします。

  1.  受験者全体の物理・生物の割合
  2. 物理選択のメリット・デメリット
  3. 生物選択のメリット・デメリット
  4. まとめ

1.受験者全体の物理・生物の割合

 センター試験の受験者数から考えると、約7割が物理選択、約3割が生物選択をしていて、実際筆者の大学内のアンケートでも同じような割合でした。大学に進学してからの勉強への影響を気にしている方も多いと思いますが、大学では各科目を未履修の学生向けに高校内容の講義を用意していることも多く、筆者の周りでもどちらかの科目を勉強していないことでとても困っているという人は見かけません。
 なので、どちらの科目を選択しても大学に入学してから特に困るということはないです。今の自分に適していると思う科目を選択しましょう!

 

2.物理選択のメリット・デメリット

 まずは物理について見ていきましょう。(筆者は大学入学後に物理の勉強をしました)

・物理選択のメリット

 物理の問題を解いてみると、ある1単元についてよく理解していると、その内容に関する大問はまるまる完答できるということが多々あります(生物では大問の完答は結構ハードル高いです)。そのため、高得点を狙いやすいということがあげられます。
 また、生物に比べて暗記の量がとても少なく、暗記が苦手という人でも勉強しやすいです。
 物理は数学的な考え方をよくするので、数学が好き!という人にとっても勉強しやすいと思います。

・物理選択のデメリット

 メリットでも書いたことですが、単元を理解していると高得点を期待できる反面、理解が不十分だと大問をほとんど得点できずに終わってしまうということも考えられるということです。
 また、数学的な考えを使うので、数学が苦手・嫌いという人にはおすすめできません。もちろん、数学が苦手という人でも習得することは全然可能ですが(実際筆者も数学が苦手でした)、理解するために時間がかかることは確かでしょう。

 ここまで物理について書きましたが、高校卒業後に物理を勉強した筆者は結構楽しく物理の学習をすすめることができたので、数学が苦手という方でも食わず嫌いせず、簡単な内容だけでも確認してみることをおすすめします。

 

3.生物選択のメリット・デメリット

 次に生物について見ていきましょう。筆者は生物選択でした。

・生物選択のメリット

 生物の問題は、二次試験になるとほとんどが記述式の問題となり、キーワードをつなげるだけでも何点かは確実にもらうことができます。そのため勉強をすすめれば一定以上の点数は安定してとることができるようになります。大きく失敗することは物理より少ないと言えます。
 また記述式の問題なので、国語が得意という方にとってはとても点数を稼ぎやすくなっていて、実験考察問題などでも点数を取りやすいです。国語好きには特におすすめの科目です。

・生物選択のデメリット

 生物のデメリットは、その暗記量の多さです。ある程度の点数を期待できるようになるのは、知識が定着してきてからなので、結果が出てくるには忍耐が必要です。
 また、生物では今まで見たことないような実験が出題されて、その実験結果を考察することで解きすすめるような問題が出題されます。そのため、知識だけではなく、その知識を組み合わせて考える思考力と、ある程度の読解力が必要になります。ただ、生物の問題演習を繰り返すことで、このような力は必然的に身についてくるので、そこまで深刻に悩む必要はありません。
 生物の問題の特性上、記述式が多くなるので、点数が安定する反面高得点を取りにくいということも事実です。

 

4.まとめ

 以上の項目を読んでみて、自分に合っていそうな科目を選んでみてください。また、それでも決まらないという人も、好きなものを選ぶということだけでなく、選んだものを好きになるということもとても大事なことなので、実際にやってみるというのも重要です。自分の直感も大切にしてくださいね。
 コメントでの相談も受け付けています。わからないことなどあったら是非コメントしてください。

 

 

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